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GLANDZELE COLUMN no.1

クッキング薪ストーブで作る料理のある暮らし

 

 

 

薪ストーブからクッキング薪ストーブへの時代がやって来た。

 

以前、東京に所用で出かけた時にメトス様本社ショールームに寄らせていただき、

築地のショールームでご用達の薪ストーブが所狭しと並んでおりその中に薪ストーブに混ざって

ピキャンオーブンに触れた時が最初でした。

その時はクッキング薪ストーブは初めてでした。

全てが手探り状態でオーストラリア製の薪ストーブに触れ分厚い鋼板で出来きた躯体を触り、

土地柄広葉樹で重厚で硬いユーカリを薪としその排熱を利用したオーブンが薪ストーブ本体の下部に

あるのが特徴でした。

 

鋼板厚み6ミリを使用したしっかりした作りと下段部分には独立したオーブンが有る全面の温度計の

他に、炉室の隅々迄測ることが出来る温度計が付属して温度管理を細かく出来る様になっていて

他の薪ストーブとは全く異なった形でした。

 

薪ストーブの場合は炉室内でピザ等を焼く場合は熾火にして温度管理をしなくてはならず、その間は

薪ストーブのあの炎は楽しむ事は殆ど出来ません。

 

ショールームで見たクッキング薪ストーブの場合はオーブン部分は分離してますから炎を楽しむ事も

可能で、こんなクッキング薪ストーブが世の中にあるのかと思い衝撃を受けた記憶があります。

 

家庭で作るオーブン料理のピザやパン。ローストチキンなどのオーブン料理なら全て薪ストーブの炎を気にすることなく料理を楽しみたい方には炎も楽しみながら天板でも煮炊きがOK。

 

薪ストーブの炉内でピザストーンなどを使用しピザを焼いたりダッヂオーブン料理も楽しみたい方には面倒さがないので助かります。

 薪ストーブが少しずつ広がりを見せる中で 国内の薪ストーブの設置状況は外国製を中心に国内メーカーも頑張っている状況です。私が薪ストーブを最初に所有した1980年代前半の薪ストーブは アメリカ製のフロントドアガラスも観音開きで炉室内で燃焼した薪の灰を受ける「灰受け」の設置も有りませんでした。有っても炉室内と一体型が多かったように思います。

 

数年後からはフロントガラスは左右の何方かが開く一枚ドアで大きくなって炎が良く見える様になりました。

 

フロントガラスは初期は無く次に簡単な四角い縦長の耐熱ガラスが2枚小さくありました。

私のもこのタイプで西部劇の場面に出て来そうなアンティークなどっしりした形をして

四角の小さなガラスはあるものの構造的にはガラス面の煤の付着を完全に防ぐ現在のタイプでは

有りませんでした。

 

当時から恐らくクッキング薪ストーブは有り、その形は変化することなく現在でも引き継がれている

ものが多くあるようです。

 

薪ストーブより重厚で目的がはっきりしているので炎は楽しめなくても実用性は十分だったのだと

思います。

 

 

 

ロッキングチェアに腰かけ編み物をしながら足をクッキング薪ストーブの縁に掛けている絵を見ること有りませんか。

 

その時代のクッキング薪ストーブが今後少しづつ変化すると思います。

何故なら暖を取る薪ストーブだけではなく炎を楽しみたい方向へ進化してきた薪ストーブ。

 

その流れと要求がきっとクッキング薪ストーブにも変化をもたらせると思います。

 

皆さんが心から望んでいれば必ず叶います。薪ストーブメーカーは必ず要望を叶えてくれるはずです。

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